「鯨づくし弁当」

こんにちは、長門市議会議員のひさなが信也です。


今日は、待ちに待った、

文化庁100年フード認定記念

「鯨づくし弁当」の調理及び試食会に

参加させていただきました!


文化庁100年フードについては

先日のブログに書かせていただきましたので

コチラをご覧ください。


本日のメニューは、

鯨カツ、カレーマリネ、

オーロラソース和え、南蛮煮、

皮くじらの巣の物、クジラ汁

でした。


昨日行われた、事前打ち合わせの協議により、

僕は今日、「クジラ汁」を作る係になりました。


もちろん一人で行うわけではなく、

「男子厨房に入る会」、「油谷なでしこ」の皆さんに

ご指導をいただきながら励みました!


ここで、クジラ汁のレシピをご紹介します。


①皮クジラ肉をさっとゆでておく。


②材料の野菜を食べやすい大きさに切る。

大根、人参・・・いちょう切り

ごぼう・・・ささがき

里芋、さつまいも・・・角切り

こんにゃく・・・そぎ切り

ぶなしめじ・・・ほぐす

ネギ・・・小口切り


③野菜を煮込む

※煮くずれしやすい里芋、さつまいもは最後に入れる


④野菜に火が通ったら、味噌を加える


⑤最後にねぎをいれる


工程だけを文字で記載すると

上記になるのですが・・・


僕が主にさせていただいた

②の野菜を切る作業。


初めてのごぼうのささがきに

めちゃくちゃ苦戦しました・・・。


まわりの方は僕の包丁の使い方が

恐ろしかっただろうなぁと思います。


全部で60食分のお弁当を作ることになっていたので、

ごぼうだけでも4本!


1本目はぎこちない動きを繰り返しながら、

薄かったり厚かったり、

ばらばらの見た目でした。


一緒にクジラ汁を作っていた、男子厨房に入る会の方からは

「厚くても食べごたえがあるからええやろう」

という優しい言葉をかけていただきながら、

2本、3本と黙々とささがきをがんばりました。

4本目に行くころには、時間はかかるものの、

最初に比べるとかなり上達しました!

(これで、家できんぴらごぼうを作れるかもしれない!)


ごぼうのあとは、里芋、ねぎを切りました。

一つの料理の中に、いろんな野菜の切り方があり、

いつも食べている料理にも

たくさんの工夫や手間があるんだろうなと

しみじみと思いました。


野菜を投入したら、あとは煮込みながら

完成を待ちつつ、

盛り付けのお手伝いをさせていただきました。


実際には3時間弱で調理から盛り付けが整いました。


完成したお弁当がコチラ!!



めちゃくちゃボリューミーで、

かなりの食べごたえがありました!

とてもおいしく、あっという間に完食です!


味もさることながら、鯨肉は、

高タンパクで低脂肪、しかも低カロリーのくじらは、

いわば「おいしい健康食」とされています。

近年では、赤肉に多く含まれる成分「バレニン」も、

くじらの驚異的なスタミナの源として注目されているようです。


僕は今まで、鯨肉は竜田揚げでしか食べたことがなく、

こんなに調理法や楽しみ方があるとは思いませんでした。


牛肉や豚肉、鶏肉に比べて、

やはり食卓に上る機会は少ないのかもしれませんが、

この鯨肉郷土料理という文化は、

次世代に継承していくべき大切な地域の文化だと感じました。


今日は、さまざまなメディアの方も来場され、

長門市の鯨肉郷土料理という文化への

関心が高いことが分かりました。


夕方のニュースで流れるかもしれないと思いましたが、

発見することができませんでした・・・。


さて、今日学んだこの「鯨肉郷土料理」という文化を

どうやって継承していくか。

これがとても大切なことです。


作って、食べて、おいしかった。

では、議員として参加した意味がないように感じています。


ということで、まずは、

家族に食べてもらいたいと思います!

もちろん、僕が作ります!


クジラ汁以外のレシピもいただいているので、

個人的にはクジラカツに挑戦したいな~と思います!


僕から息子へ、息子からまたその先へ、

そうやってこの文化が当たり前のように生活に

溶け込んでいる状態が続けば、

地域として継承されていくのではないでしょうか。


その最初の一歩を、

ちゃんと踏み出さなくてはと思います。


最後になりましたが、

この会の準備・運営等で

長門大津くじら食文化を継承する会、

男子厨房に入る会、

油谷女性グループ「なでしこ」の

皆様には大変お世話になりました。

ありがとうございました。

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