鯨肉郷土料理が、100年フードに認定!
こんにちは、長門市議会議員のひさなが信也です。
来る4月12日(火曜日)、
「100年フード記念『鯨づくし弁当』」調理及び試食会に
捕鯨文化遺産とくじら食文化を守る長門市議会議員連盟のメンバーとして
参加する予定になっています。
この「100年フード」とは、
文化庁の取り組みで、
日本の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、
地域で受け継がれ愛されている食文化を掘り起こし、
100年続く食文化として継承することを目指すものだそうです。
212件の応募の中から、
有識者委員会による審査を行った結果、
認定基準を満たした131件が認定されました。
その中の「伝統の100年フード部門~江戸時代から続く郷土の料理~」
という部門で
「鯨肉郷土料理」が認定されています。
全国各地の100年フードホームページでは
「鯨肉郷土料理」が以下のように紹介されています。
※ホームページより抜粋。
山口県の北浦(山口県の日本海沿岸)地区では
原始時代から鯨を食用に供していました。
江戸初期には仙崎、通、川尻地区で
「鯨組」という組織ができましたが、
幕末から明治にかけて鯨組は衰退し、
明治32年、全国初のノルウェー式砲殺捕鯨会社が
長門市仙崎に設立され、近代捕鯨が始まりました。
以上の捕鯨状況から、原始時代から鯨肉が食されていました。
長門市では、昔から「南蛮煮」「くじらなます」
「くじら汁」等が大晦日や節分に食されていた風習がありました。
「南蛮煮」は、鯨肉(赤肉、皮、畝須)と
季節の野菜(ごぼう、大根、人参等)を煮込んで
味噌で味付けをしたもので、保存食としてよく作られたものです。
「くじらなます」は、鯨の皮を薄切りにして
ゆでてなますに入れたものです。
「くじら汁」は、薄切りにした鯨の皮と
季節の野菜をたっぷり入れた味噌味の汁ものです。
いずれも伝統料理です。
この認定を記念して、
「鯨づくし弁当」を調理し、試食するのが
12日に行われる予定となっています。
事前に「100年フード」ってなんだろう
ということで調べてみると、
大変名誉な認定であることがわかります。
認定基準は、以下の3点を全て満たすこととされています。
①地域の風土や歴史・風習の中で
個性を活かしながら創意工夫され、育まれてきた地域特有の食文化
②地域において、世代を超えて受け継がれ、食されてきた食文化
③地域の誇りとして100年を超えて継承することを宣言する団体が存在する食文化
募集期間も
令和3年10月18日~令和3年12月17日
という2カ月しかない短い募集期間の中で、
長門大津くじら食文化を継承する会の方々が
苦労されながら応募されたのだと思うと、
頭があがりません。
山口県からはほかに、
「岩国寿司」「あんこ寿司」の2件が認定を受けていました。
鯨肉料理といえば、
幼いころ、家庭で父親が
「クジラの竜田揚げ」をよく作ってくれていました。
当時、鯨肉を食べる文化というものについて
深く考えることもなく、
いつも、おいしいなぁと思って食べていました。
他の魚に比べると、
たしかに鯨は食べる機会が少なく、
守っていくべき食文化なのだと感じたのも
議員になってからでした。
12日は、100年フードホームページでも紹介されている、
「南蛮煮」や「くじら汁」などを作る予定になっています。
作り方の説明書が事前に手元に届いていますが、
普段料理をほとんどしない僕が果たして
どれほど戦力になるのか
今から不安でなりません・・・。
長門大津くじら食文化を継承する会・男子厨房に入る会・
油谷女性グループ「なでしこ」の
皆様が主催されるとのことなので、
しっかり学ばせていただきながら
調理に励みたいと思います。
当日のブログを、実際に調理を行った感想などが
メインになるかと思いましたので、
今日は「100年フード」とはなにかという
内容でブログを書かせていただきました。
当日は、衛生管理、コロナ対策をしっかり行った上で、
鯨肉調理という貴重な体験をさせていただきたいと思います。
そして、まずは家族にふるまえるように、
また、友人など僕たちの世代に
鯨肉料理の魅力を伝えることが出来るように
学びたいと思います。
12日のブログもどうぞお楽しみに・・・!
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