油谷支所等の整備・配置に関する住民説明会②
こんにちは、長門市議会議員のひさなが信也です。
さて、本日は昨日に続き、
「油谷支所等中心施設の
整備・配置に関する住民説明会」
の話題です。
昨日はこれまでの経緯について
説明会の資料をもとに掲載しました。
今日は、
「油谷支所庁舎整備計画案」についてです。
市からは整備計画何について大きくわけてA案とB案の2案が示されました。
●A案 現在の油谷支所敷地内に新築
これは、現在油谷支所庁舎が建っている敷地内に建設する案ですが、
油谷支所新築場所は現在職員駐車場となっていて
少し高いところが示されています。
そこは洪水浸水想定が50cm未満とされています。
他に、敷地内には、ごみ拠点回収施設や
道路整備員詰所・車庫が入っている案です。
さらに、このA案の中でも平屋建と2階建の案が示されました。
A―1案 平屋建
・庁舎規模 520㎡
・鉄筋コンクリート造
・窓口、経済施設担当のみ
・事業費見込額 約4億円
A―2案 2階建
・庁舎規模 1,185㎡
・鉄筋コンクリート造
・窓口、経済施設担当
+健康福祉担当・西地域包括センター
社会福祉協議会関係事務局
・事業費見込額 約7億円
★A案のメリット・デメリット
・徒歩での移動に便利な立地である
・周辺部が低いため防災拠点とならない
・支所と避難所の一体的運営ができない
・支所跡地に広い遊休地ができる
・油谷保健福祉センターに空きスペースができる
●B案 油谷支所移転 油谷保健福祉センター改修
この案は、高台にある油谷保健福祉センターへの支所移転案です。
・油谷保健福祉センター延床面積 1476.32㎡
・鉄筋コンクリート造
・健康福祉担当+窓口、経済施設担当
・事業費見込額 約3千万円
★B案のメリット・デメリット
・既存施設を有効活用できる
・支所と避難所の一体的運営ができる
・自家用車以外の来庁が不便
さらに、B案には
移転後支所跡地に複合施設を整備する計画も示されました。
ひとことに「複合施設」といってもどういったものかなかなか想像がつきませんが、
市からは以下の内容が示されました。
・行政相談窓口
・西地域包括支援センター
・社会福祉協議会関係事務局
・地域づくり関係団体事務局など
・デマンド交通の待合所
・休憩所
・観光情報発信スペースなど
・民間収益施設併設
また、機能として、
・住民集団検診
・選挙時投票所
・育児相談、健康相談など
この複合施設計画では
・複合施設延床面積 643㎡
・軽量鉄骨造 平屋建
・事業費見込額 約3.3億円
●B案 移転後跡地に複合施設を整備することで・・・
・支所跡地を有効活用できる
・民間活力の導入が可能
・住民の活動、交流拠点場所の提供が可能
あわせて、西消防署について
・洪水浸水想定区域外であるラポールゆや周辺部で整備
・ラポールゆやに隣接する「ふれあい広場」は
救急搬送におけるドクターヘリの発着場に指定
・災害時には、支所や避難所との連携も想定される
と資料で示されています。
油谷支所の機能は、
通常時:各種行政手続き、相談窓口
災害時:災害対策本部油谷支所としての機能、円滑な避難所運営
とされ、
B案で進めて行く際は
地方公共団体事務を郵便局へ包括委託する考えも示されました。
→今後は郵便局で
住民票・戸籍・所得証明書等の交付申請や
各種申請の受付が可能となる。
そして、さいごは
「油谷地区全員の安全安心を守るとともに
居心地のよい場づくりで地域を生かす」
と説明は締めくくられました。
ここからは僕が感じたことです。
水防法を軸に揺れに揺れている油谷支所の移設問題ですが、
昨日の経緯の中で示したように、
スタートは「油谷地区小さな拠点づくり」であったことを
まず忘れてはならないということです。
質疑応答でもさまざまな意見がでました。
もちろん、賛成、反対のどちらもです。
市民の方々の様々な声を真摯に受け止め
行政運営に反映させていかなければなりません。
今の場所に建て替えるにしても、
移転して複合施設を建てるにしても、
そこには必ず予算が必要になります。
いち議員として、その予算が上がってきた時に、
住民不在の計画、予算は認めることができません。
他の場所で行われた説明会の状況も聞きながら、
情報を整理し、今後に活かしていかなければなりません。
この記事に関してご意見・ご質問がありましたら、
下記のアドレスまでお願いいたします。
もちろん、記事の内容に関わらず市政全般のことや、
日常のお困りごとも大歓迎です!
ひさなが信也
fp.m8l1289@gmail.com
0コメント