観光施設視察②(完)

こんにちは、長門市議会議員のひさなが信也です。


今日の記事は、昨日の続きで、

コロナ禍での観光業者さんへのヒアリングパート②です。


この日の午後からは、

市内観光業者の方とお会いして、

現在の状況や、国県市の動きなどのお話を聞かせていただきました。


コロナ禍での客数の減少はもちろんのこと、

そういったなかで従業員の確保も難しいというお話も伺いました。


コロナが落ち着いて客足が伸びる

人員募集をかける

スタッフの採用決定、研修等を行う

コロナがひどくなって、雇っていても仕事が少ないので

スタッフが辞めていく


この繰り返しだそうです。


事業継続には、人材が欠かせません。

そういった面も、行政がなにかサポートできることはないのか、

僕たちが提案できることはないのか

他市の事例等参考にしながら考えていく必要があります。


この事業所ごとの悩みというのは、

業種によってもかわってくるものと思います。


観光議連の他のグループも、

それぞれで各施設や事業者さんへヒアリングを行っています。


ちなみに僕たちのグループは別日で

元乃隅神社、くじら資料館、金子みすゞ記念館にもお伺いしました。


が、僕は総務民生常任委員会の招集があり、

そちらに行くことはかないませんでしたので、


各地の紹介だけここでさせていただきます。


村田清風記念館も香月泰男美術館も

名前は聞いたことはあるし、

だいたいどんな場所かわかっていても、

いざ、入館して自分の目で様々なものを見聞きするのは、

印象も、魅力も全然違います。


今からご紹介する施設もきっとそうだと思います。

僕も改めて行こうと思います。

皆様もぜひ、行ってみてください!



●くじら資料館

北浦と呼ばれる山口県北部の沿岸地域は、古くから捕鯨が行われていました。

ここ通地区の綱取り式捕鯨は、

江戸時代に全盛を迎え、

近代捕鯨が始まる明治の終わりにその幕を閉じました。

「くじら資料館」は平成5年(1993年)鯨墓近くに建設され、

国指定重要有形民俗文化財 「140点の捕鯨用具」等を中心に

300年以上前の捕鯨用具などが展示されています。

日本一、小さな資料館と呼ばれることもありますが、

「命の大切さ」を学ぶことができ、

地球の70%を占める海の恵みや鯨と私たちが

今後どう向き合っていくかが問われる大切な施設です。


※古式捕鯨とは・・・

かつて、日本海には冬になると多くの鯨が姿を見せていました。

この鯨を捕らえて栄えたのが北浦地域で、

長州捕鯨と呼ばれています。

延宝元年(1673年)頃から鯨組が始められ、

中でもその中心であった通浦は

北浦捕鯨最大の基地として賑わいをみせていました。


当時の捕鯨は、沿岸近くを回遊する鯨を一定の網代に追い込み、

網で囲んで銛で突きとる「網取捕鯨」が主流で、

「鯨が一頭獲れれば七浦賑わう」

といわれたように大きな繁栄をもたらしました。

しかし浦人たちは、犠牲となった鯨たちへの

感謝や哀れみの情を忘れることはなく、

「鯨墓」、「鯨位牌」、「鯨鯢過去帖」と

三位一体での供養を営むようになりました。


明治半ばになって鯨の数も減り、

近代様式捕鯨へと歴史は移り変わっていきますが、

捕鯨が過去のものとなった今も、

人々が残した伝統は

数々の旧跡とともに静かに受け継がれているのです。


その代表的なものの一つに鯨唄があります。

鯨唄は、江戸時代から明治末期まで続いた鯨組の納屋場作業や、

宴席で歌い継がれてきた労働歌であり、

また祝い歌でもありました。

現在では、祝儀歌として結婚式や上棟式、

船おろし等の宴席で歌われる習慣となっています。


歌う場合は、鯨太鼓2基を中心に円座をつくり、

頭には赤いはちまきを締め、

鯨への感謝と哀れみをこめ、

祈るように両手をすり合わせながら合掌する形で歌われます。


市内では通地区、仙崎地区、川尻地区で鯨唄が受け継がれており、

地区の行事等で歌われるほか、地元の小学生によっても歌い継がれています。

(長門市HPから抜粋)



●金子みすゞ記念館

みすゞ生誕100年に当たる平成15年(2003年)4月、

みすゞが幼少期を過ごした書店金子文英堂跡地に

「金子みすゞ記念館」がオープンしました。


この記念館は、没後50余年を経て甦ったみすゞの足跡をたどり、

その業績を顕彰する記念館であるとともに、

地域の人々や全国から訪れる

みすゞファンの文化活動・創作活動を

支援するための交流拠点でもあります。


みすゞ通りに面したおもてに金子文英堂の建物や庭を復元し、

その奥の本館棟は、遺稿集や着物などの

遺品を展示した常設展示室、

パソコンによる資料の検索室、

みすゞの詩の世界を音と光で体感できるみすゞギャラリーなどを備え、

みすゞの生涯や生きてきた時代を偲ぶことができます。

(ながと観光ナビななびより抜粋)




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ひさなが信也

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