市民に愛される公園を!
こんにちは、長門市議会議員のひさなが信也です。
風が少し冷たくはあるものの、
天気がいい日が続き、
家族でお花見や公園にでかける様子を
SNSでよく見かけます。
僕は、この「公園」について、
令和3年度12月定例会で一般質問をしました。
長門市には、市が管理する公園が40か所あります。
ひとことで「公園」と言っても、
それぞれの公園で役割が異なります。
種類も「都市公園」「スポーツ公園」
「児童公園」「農村公園」など多様です。
当然のように所管する担当課も異なります。
僕はこの一般質問をするにあたり、
市内の30カ所以上の公園に足を運び、
現状を確認しました。
地域の方や、お子さんがいらっしゃる保護者の方々から
「公園で壊れている遊具がある」や、
「安心して子供を遊ばせることができない」
などのご相談をいただいたことがきっかけでした。
実際に自分の目で見て感じた現状の課題は以下のようなものがありました。
①「遊具」について。
遊具とは、遊びに供するために利用される道具・設備であり、
一般には公園などに置かれて、
子供たちが遊びに使う道具設備とされています。
日本においては、砂場・ブランコ・滑り台などが
遊具の基本3種といわれているようです。
ただし、最近では、
より活動的で魅力的な遊具も開発されています。
教育の観点からも、幼児や児童の場合、
体を動かすことで運動機能を向上させ、
心身ともに健全で育つことが期待される。
遊具は、子供らに遊びを通して運動する場を提供することによって、
育成に効果があると考えられています。
そして、これらは大前提として
安全が担保されている状況になくてはいけません。
しかし、現状では破損がみられる部分があったり、
遊具自体にこけのようなものが多くついていて、
衛生的によくないとされるものがありました。
②「砂場」について。
多くの市内の公園には砂場と呼ばれていたであろう部分があります。
つまり、現在はほとんど砂場として機能していないということです。
この砂場に関しては最近、不衛生ではないか、
危険があるのではないかという論調があるのは確かです。
しかし、総合公園では砂場が砂場としてきちんと役割を果たし、
楽しそうに遊んでいる子供たちも多く見受けられます。
そういう状況下での市の「砂場」についての認識を質しました。
③「安全性の担保」について。
ブランコのチェーン以下が取り外され、
外枠だけが残っているもはや遊具でもなんでもない設置物が
市内の公園内に数か所あります。
市としては、外枠だけが残っている状況については、
外枠の安全性や公園のスペース等から、
当面撤去しなくても支障がないと判断しているが、
今後点検を実施する中で安全性に問題が生じた場合は、
撤去することも視野に検討していくとのことでした。
他にも細かい部分で気になった点もありますが、
一般質問内では上記について尋ねました。
冒頭にも触れましたが、
市内の公園にはそれぞれの役割があります。
重要なのは、
その公園が、ちゃんと役割を果たしているか、
という点です。
設置されてからずいぶんと時間が経つ公園もあり、
遊具に破損が見られたりすることはある程度仕方のないことです、
その遊具を修繕するべきかどうかは、
その公園が今の社会にどれくらい必要とされているかということが関わってきます。
点検する→破損がある→修繕しよう
利用者が多い公園ならば、そうするべきかもしれません。
しかし、修繕には予算がかかります。
利用者が少ないであろう公園の遊具を
修繕してどれほど費用対効果があるでしょうか。
かといって、破損している遊具をそのまま放置することは危険です。
その公園が、長門市にとって、地域にとってどんな公園なのかを
理解したうえでアクションを起こさなければ
お金の無駄使いになることもあれば、
地域にとってのマイナスになることもありえます。
設置から時は経ち、時代のニーズも変わってきています。
どういった公園が地域の方が利用しやすいのか、
真に必要なものなのか、
そういった根本を見直すべき時にきていると僕は考えます。
公園は、市民の方々の生活と密着しているからこそ
安心して、ずっと利用できる公園を目指さなければなりません。
どうしたらそういう公園に向かっていけるのか、
一般質問内でいくつか提案をさせていただきました。
次回は、その提案内容についてお伝えしたいと思います。
なにはともあれ、長門の桜は今年も綺麗ですね!
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