俵山湯の家 視察
児童養護施設 俵山湯の家 の視察に行かせていただきました。
昨年から、俵山に足を運ぶ機会が多く、施設の前の道を多いときは1日に6往復したこともありますが、実際に施設に入らせていただいたのはこの日が初めてでした。
最初に施設の中を見学させていただき、より家庭で過ごす雰囲気に近くなるように工夫をしているというお話を聞かせていただきました。
数年前に完成した小規模グループケア棟の内部も見学をさせていただきましたが、導線も良く、室内の雰囲気も明るくて家庭そのものに非常に近い形だと感じました。
施設見学後は、職員の方から、国内及び県内の現状や傾向、課題等についてお話をお伺いしました。
近年は虐待の件数が増加しているというデータがありますが、これは、今まで表にでていなかった虐待がやっと表に出始めるようになったという見方もできるそうです。
様々なお話を聞かせていただきながら、意見交換をする中で、もっとも記憶に残っていることは「人はそう簡単に変わらない」という職員さんのフレーズでした。
虐待をする親は、しばらく子どもと離れても、戻ったらまた虐待をしてしまうという話の流れからおっしゃられた言葉でしたが、非常に説得力があり、悲しい現実をつきつけられた気持ちになりました。
なぜ、かわいい我が子を虐待してしまうのか、それを繰り返してしまうのか。
いろんな立場の人の気持ちや環境を理解したいと思っていたとしても、そこは正直に言って全然理解できません。そんなことをしてしまう親が一定数いるという現実を受け止め、子どもたちの未来をどうやって守っていくかを考えていかなければなりません。
お忙しい中ご対応いただきました職員の皆様、本当にありがとうございました。
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ひさなが信也
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